Bach in the Subways Day in Tokyo

About / Bach in the Subwaysについて

ニューヨーク地下鉄ホームでバッハを奏でるデール・ヘンダーソン

― それは、ニューヨークの地下鉄で始まった ―

始まりはニューヨークの地下鉄ホーム。ひとりのチェロ奏者 デール・ヘンダーソンが奏でる無伴奏チェロ組曲第1番に道行く人々が自然と足を止め、初めて聴く『生』の音に深い感動を受けたのです。
調査によると、米国では生でクラシック音楽の演奏を聴いたことのある人は人口のわずか3%。多くの人が生の音に触れることなく“つまらない”“高尚すぎる”“自分には合わない”というイメージをもっていたのです。
人々は彼にチップを払おうとしますが、彼はそれを受け取らず、かわりにポストカードを配りました。そこには、こう書かれていました。

偉大なる音楽の父J.S.バッハの誕生日を祝い、
今日は一日中バッハの音楽を奏でます。
音楽に対する愛と敬意を、街ゆく人々と分かち合い、
クラシック音楽を次世代につないでいくために―。

彼の行動は大きな反響を巻き起こし、メディアを通じて世界中に広がって行きました。この出来事をきっかけに、デールはこの日をクラシック音楽の種をまく日とし、志を同じくする世界中の音楽家と共に『バッハ・イン・ザ・サブウェイズ』の活動を始めました。

人類が受け継いできたクラシック音楽という貴重な財産を次世代に渡すために―。

▲このページのトップへ