Bach in the Subways Day in Tokyo

Voices / 出演者・会場提供者・スタッフのコメント

当日ご参加いただく演奏家、会場提供者、スタッフからのコメントをご紹介します。

山田和樹(指揮)

山田和樹 写真2
―今回この活動に参加したきっかけは?
土門さんにお誘いいただいて。
と言っても、僕一人が参加したいと思っても指揮者は音を出せない。演奏者あっての指揮者なのでドレスデンからの参加なんて最初は無理かと思ったのですが、オーケストラの説得やアレンジをやってくださったので、だったらバッハ所縁の地であるフラウエン教会にいる自分も、日本のみなさんと一緒に音楽の時間を共にできればと思い参加いたしました。
※山田和樹さんは3月21日20時開演ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会(フラウエン教会)にご出演されます。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
僕は常々、音楽が全てを語れる可能性を考えて指揮をしています。言葉でメッセージが大切なときもありますが、それよりも音楽そのものが語リ出すようにするのが指揮者の役目だと思うのです。
『音の記憶』というものがあります。例えばクラシック音楽を楽しむ時、音響的にはTVのほうが良い場合もあったりします。しかし生の演奏の場合には、そこにしか漂ってない『空気』があって。生の音楽を聴く時には、いわゆる『ミス』を聞くこともあります。
オーケストラは、それ自体が社会の縮図みたいなところがあり、例えば誰かがミスをした時にそれを責めるのではなく、どう乗り越えるか、どう助け合えるかをすぐに考えていく集団なのです。音楽は設計図どおりにいかない独特の面白さがあります。生でしか見られない魅力があるわけです。ただ、生であれば何でも良いというのではなく、我々演奏家がいい演奏をしてこそ生の良さが伝わるのでしょう。効を奏してそれがいい音楽となった時、そこに漂っている空気が人間の記憶となり、何かの際に心の支えになることさえあると思います。
音楽を奏でられる、楽しめるということは生きている証であると考えます。生きているからこそ音楽は奏でられる。そして誰にでも伝わる力があります。今回街の中で実際に生の音楽の魅力に触れ、それが音楽ホールへ足を運んでいただいけるきっかけになると嬉しいですね。
願わくば、みなさんの日常の生活の中にクラシック音楽が存在していてほしいと思います。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
音楽の橋渡しがうまくいくと良いですね。
この企画は、地球がまわっていくのと一緒に、音楽が繋がっていく特殊な面白さがあります。あとは、今回クラシック音楽を聴いていきなり好きにならなくてもいい、僕がそうだったように人生の中でいつか好きになって欲しいと思います。
クラシック音楽は推理小説のようなところがあって、作曲者もさまざまなロジックを組み合わせたり、モチーフを用いたり、パズルのように音楽を書いている。だから最初はとっつきにくく、すぐに好きになれない場合も多いと思うのです。推理小説のように、さまざまな仕掛けを紐解く面白さがクラシック音楽にはあります。また、例えばヨーロッパでは「今日はオペラに行っていい?」と子供が親にねだったりすることがある。子供にはこういうものが面白くて、こういうものがつまらない、といったセオリーがないので、いろんなものをどんどん提供していく必要があります。
その人にとって、何が琴線に触れるかといのは十人十色です。どうか先入観を持たず、今回の企画をきっかけに、クラシック音楽を時間をかけて好きになってもらえればと思います。

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中木健二(チェロ)

中木健二 写真2(photo de Mirco Magliocca)
―今回この活動に参加したきっかけは?
以前演奏会をご一緒させていただいた、土門寛子さんのご紹介で今回出演させていただくことになりました。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
J.S.バッハが生きた時代の人々にとって、クラシック音楽は今よりもずっと身近なものでした。様々な家族でのイベントやサロンコンサートなど、彩り豊かな音楽が一人一人のドラマとともに奏でられていた事と思います。
Bach in the Subwaysの企画を通して、一人でも多くの方に音楽を身近に感じていただけたら嬉しいです。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
堅苦しいイメージを取り払って、みんなで音楽を楽しめるような、熱い一日になることを確信しています!

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小林恵(オーボエ、会場提供:ギャラリーゆめじ

小林恵 写真
―今回この活動に参加したきっかけは?
もとよりバッハが大好きで、音大の卒業試験もバッハのコンチェルトを演奏したくらい!バッハの調べは、心にストンと入っていく音楽だと感じています。
私の場合、落ち込んだときは、マタイ受難曲を聴いてい たし、数々のカンタータでいつも心が癒されていました♪
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
日常にもっとクラシック音楽を取り入れることをお勧めしたいです。
自身の心の中を振り返るときに、バッハの音楽は最適だと考えます。
これを機に、ぜひ皆様にもバッハの音楽をたくさん聴いてほしいです♪
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
ふと街中を歩いていて、上質な音楽が聴こえてくる…
そんな一日になることを期待しております。 プロアマ問わず、同じ志の皆様で、街を音楽でいっぱいにできることを楽しみにしています。

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田中正敏(クラリネット)

田中正敏 写真

クラシック音楽はコンサート・ホールのみならず、カフェや喫茶店など小規模な商業施設から、大規模な商業施設まで実に様々な場所で奏でることが可能だと思います。その演奏場所の可能性は無限だと信じております。例えば、深海潜水艦や宇宙ステーションなど普通に呼吸ができれば可能かと!

全国、全世界、小さく何気ないシーンで、たくさん音楽が奏でられることで、たくさんの老若男女が心から気軽に楽しむことができるのです。そこには人と人とのコミュニケーションが生まれ、音楽を通して人々の笑顔が生まれ人と人がリンクして行くのです。演奏技巧の高みを目指し、音楽性を極めようとする内向的なクラシック音楽は、ともすれば「敷居が高い」と思われがちです。私は心と心、人と人が自然に結びつくための”ツール”として音楽を活用していきたいと考えています。

そんな活動をしているある時、「Bach in the Subways Day」の活動に出会い、おまけに参加までさせていただけることになりました。驚きと感激です。今回、代官山で奏でられるバッハの音楽で、人々の心と心が触れ合い、人と人が出会う。とても素晴らしい試みだと思います!

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高山由美(ソプラノ)

高山由美 写真
―今回この活動に参加したきっかけは?
コーヒーカンタータで共演致します土師雅人先生が代表の土門さんと共演されたきっかけで、この度お誘いを受け私にもお声がけ下さいました。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
クラシック音楽をもっと身近に感じていただける環境を広げていきたいです。コンサートでは年齢制限もあり、小さなお子様が聴ける機会が少ないので、生の音でクラシックを体感してもらう機会が増えればと思っております。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
バッハの美しい音楽で心暖まる楽しい一日になりますように!

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原浩之(会場提供:Hakuju Hall

原浩之 写真
―今回この活動にご協力いただいたきっかけは?
「J.S.バッハの330歳の誕生日に、世界中でバッハの作品を演奏し、その演奏がリレー中継でつながれる」という心躍るようなイベントの会場にHakuju Hallを、というお話をいただきまして、喜んでお引き受けしました。
Hakuju Hallは2012年より、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と“音楽を介して人々が集い交流する活気ある街づくりを目指す”「ミュージック・イン・コミュニティ」の共同研究を続けておりますが、その趣旨にも合致する企画だと考えております。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
クラシック音楽を身近に感じていただけるようなこのイベントによって、一人でも多くの方にクラシックの楽しさを知っていただければ、と思っております。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
Hakuju Hallを含め、近隣の渋谷の町、そして世界中がバッハの美しい音楽で満たされる、特別な1日になることでしょう。

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パン・オ・スリール(会場提供)

パン・オ・スリール 写真
―今回この活動にご協力いただいたきっかけは?
フロマエカフェからのご紹介で、Bach in the Subwaysを知りました。「街角で気軽にクラシックを聴く文化を日本でも広めていきたい」という志に共感してかかわることになりました。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
パン屋は、お年寄りから赤ちゃんまで、どんな方も気軽に立ち寄れる場所です。クラシックはちょっと敷居が高いな…と思っている方にも、自然にお買い物やお茶をしている時に生の演奏に触れる機会をつくることができたら、それは演奏者にもオーディエンスにも、新しい出会いになるのではないでしょうか?パン屋がそんなお手伝いが出来たらうれしいです。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
初めての試みなので、想像がつきませんが、きっと今後につながるネットワークが生まれるのではないかと思います。都会でも地方でも、ふと歩きながらバッハのメロディを口ずさんでしまう…そんな人がたくさん生まれると素敵ですね。

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土門寛子(事務局代表)

土門寛子 写真
―今回この活動に参加したきっかけは?
以前、自分が企画しているチャリティーコンサートに友人を誘った時『実は病気が原因で今娘は障害者なの。だから今回は一緒に聴きに行けないの。』と言われたことがあります。しかし彼女はいつか娘と一緒に聴きに行きたいから、と活動へのささやかな寄付をしてくれました。
彼女の気持ちをいつか形にしたい、そしてコンサートホールに出向いて音楽を楽しめない方々が沢山いる現状に対しても何か行動をしたいと、街のどこかで誰にでも音楽を伝えられるこの活動に共感し参加を決めました。
―活動を通して伝えたいメッセージはありますか?
長年に渡る環境活動や音楽活動を経て、たくさんの人の心に「生」の音楽を届けたい、という一つの願いに辿り着きました。その願いを形にするためにミュージック・オン・ジ・アース(MONET)という団体を創設いたしました。
『音楽が人の心をあたため、そのぬくもりが私たちの住む美しいまちを、地球を守ってくれますよう。』
『心の中の音楽が、人生を通じて子供たちの宝物となり、いつも彼らを支えてくれますよう!』
これはミュージック・オン・ジ・アース(MONET)の理念であります。
今回はBach in the Subwaysという世界的な音楽ムーブメントを通じて、普段気軽にクラシック音楽に触れることのできない環境にあるたくさんの人たちに、生命力溢れる「生」の音楽を伝えたいと思っています。
―2015年3月21日はどんな日になると期待しますか?
現在の日本では、許可なく路上演奏を行うことは厳しく禁止されております。そのため今回のようなチャリティーイベントを個人で行ったり、参加することは非常に難しい。
今回はたくさんの企業様から会場提供のご協力を頂きました。
2015年3月21日は今後クラシック音楽というものがいろんな形で存在し、たくさんの人の心に音楽が届くきっかけに、種まきの日になると期待しております。

昨年秋から準備してきた世界的な音楽ムーヴメント『Bach in the Subways Day in Tokyo』がいよいよ形になって参りました。本当に小さな小さなところから始めたこの企画、たくさんの方々のあたたかいご協力と笑顔に支えられて、気づいたらこんなに大きなものになりました!

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